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高潔な人々の国!ブルキナファソが万博で伝える“自然と暮らしの知恵”【大阪・関西万博】
投稿日 2025年7月22日 14:00:13 (IT 科学)
西アフリカに位置するブルキナファソが、2025年大阪・関西万博の共同出展館「Commons‑D」に参加している。同館はアジア・アフリカ・カリブ海などの多国籍25か国・地域が合同出展する国際展示エリア。ブルキナファソのブースでは、現地の暮らしや伝統文化、自然との共生の知恵が詰まった展示が展開されている。
〇ブルキナファソとは?──高潔な人々の国
ブルキナファソ(Burkina Faso)は「高潔な人々の国」という意味をもつ西アフリカの内陸国で、首都はワガドゥグ。多民族国家であり、農業や手工芸を中心とした社会経済を形成している。現大統領はイブラヒム・トラオレ氏(Captain Ibrahim Traoré)で、展示ブースにはその肖像画も掲げられていた。
現地では日本製のヤマハのバイクが多く流通しており、その信頼性と耐久性から日常の移動手段として根付いているという説明も印象的だ。
〇自然と調和した伝統──工芸と食文化が語るブルキナファソの知恵
ブース内では、ブルキナファソの生活文化を象徴する以下の展示が注目を集めていた。
● シアバターとは?
サヘル地域に自生する「シアバターノキ」の実から採れる植物性バター。ブルキナファソでは食用油や薬用クリームとしても使用されており、日本でも保湿クリームとして有名だ。会場では、シアの実・種子の実物写真や使用例が掲示され、長寿命の木であることも紹介されている。
●バランフォン(BALANFON)
複数の民族に伝わる伝統木琴で、木製鍵盤の下にはひょうたんが共鳴器として使われている。セタフォ族、ロビ族、グウェン族など各部族によって音階やメロディーが異なるという。展示では「鍵盤を上から叩いてください」という注意書きもあり、体験型展示として多くの来場者が足を止めていた。
● カシューナッツ
「天の贈り物」とも称されるブルキナファソ産のカシューナッツも展示。有機認証を受けた「Noix d’anacarde Bio」などのパッケージが並び、輸出産品としての存在感を示していた。
● 手仕事の工芸品
ビーズや木彫り、藍染め布など、多民族国家ならではの装飾品が多数展示されており、それぞれの形や模様に込められた意味が見る者の想像力を掻き立てる。
〇「Commons‑D」とは?──小さな声にスポットを当てる国際共同館
「Commons‑D(コモンズ・ディー)」は、万博への単独出展が難しい国・地域が集い、文化や課題解決のアイデアを発信する共同パビリオン。アフリカ諸国だけでなく、アジア(ブータン、パレスチナ)、中南米(ホンジュラス、ベリーズ)なども参加し、それぞれの地域が個性豊かな展示を行っている。
ブルキナファソの展示は、単なる紹介ではなく、「人間らしい生活とは何か」を問いかける深みをもつ空間だった。
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