-
「スマート東京」を実感できる先進サービスを展示!東京都、「SusHi Tech Tokyo 2025」に出展
投稿日 2025年5月12日 15:15:04 (IT 科学)
東京都は2025年5月8 日(木)~10日(土)、東京ビッグサイトにて、アジア最大級のスタートアップ向け展示会「SusHi Tech Tokyo 2025」にブースを出展した。展示ブースでは、「スタートアップによるサービス実装の状況」をテーマに、持続可能なモビリティ、インクルーシブ、スマートシチズンなど、都民が身近にその利便性を実感できる分野にフォーカスし、機動力あるスタートアップによる先進サービスを紹介していた。また、来場者にデジタルサービスの魅力をより深く体感してもらうために、サービス紹介動画の放映、リーフレットの配布、パネル展示、日替わりでの実機展示など、多面的なアプローチで情報を提供していた。
8 日(木)のイベント終了後には「SMART CITY TOKYO Global Networking Night 2025」を開催し、参加者同士の交流を深めるネットワーキングの時間が設けられた。10日(土)には「最新の情報技術を活用し、デジタルで便利かつ快適な都市『スマート東京』の実現を目指す」をテーマに、自治体等との連携によるオープンイノベーション推進や、スタートアップ支援を通じた革新的ソリューションの実装事例を発表した。
■東京都スマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」
東京都は、東京都スマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」を通じて、デジタルの力で東京の潜在力を引き出し、都民が質の高い生活を送る「スマート東京」の実現を目指している。同事業では、その一環としてスマートサービス実装促進事業者と連携し、サービス実装を担うスタートアップ等が、スマートシティ基盤の提供者と協働することで、都民の利便性やQOL(Quality of Life:生活の質)を向上させる新たなサービスをスピーディーに創出することを目的としている。
同事業では、東京都と協働してスマートサービスの実装を促進する事業者を「スマートサービス実装促進事業者」として公募・採択している。スマートサービス実装促進事業者は、スマートサービスの導入先となる自治体、エリアマネジメント団体、ディベロッパーなどの「スマートシティ基盤提供者」や東京都と柔軟に連携しながら、スマートサービスの実装を担うスタートアップ等に対し、技術面・資金面・ネットワーク面にわたる多角的な支援を3か年度にわたり実施する。これにより、東京都内におけるスマートサービスの実装事例を数多く創出していくことを目指している。
■ジゴワッツの日本最小のEV用充電器「ELLA」の実機が展示
9日(金)に取材を行ったブースでは、株式会社ジゴワッツの日本最小のEV用充電器「ELLA」およびコンパクトな産業用モデルのEV用充電器が展示されていた。ジゴワッツの充電器は、本体のコンパクトさ、施工の簡便さ、補助金対応機種のラインアップ、専用アプリによる認証・課金機能、API連携対応、ワンストップでの導入支援という6つの特徴を有しており、それぞれが同社製品の魅力として紹介されていた。
EVが広く普及した将来には、「充電インフラの需要過多」や「既存エネルギーインフラへの負担」、「リソース需要の増加」といった課題が生じる可能性がある。これに対し、株式会社ジゴワッツは、これらの課題を解決するための2つのシステムを実装している。
一つ目は、デマンドコントロールによる「多数台制御」である。デマンドコントロールとは、消費電力量を計画的に管理・制御する仕組みであり、ピーク電力を抑制することで基本料金の上昇を防ぐことが可能となる。その結果、年間を通じての電気基本料金を低く抑えることができる。
二つ目は、再生可能エネルギーを活用した「最適化充電」である。EVの普及に伴い、夕方から朝方にかけて電力需要が急増する可能性が指摘されている。そのため、再生可能エネルギーによる発電比率が高く、電力供給が安定している昼間の時間帯にEVの充電を行うことで、脱炭素化への貢献が期待できるとともに、電気料金の削減にもつながる場合がある。
このように、「多数台制御」と「最適化充電」という2つのシステムにより、ジゴワッツのEV用充電ソリューションは、経済性と環境性の両立を実現するものである。
■3輪モビリティ「ストリーモ」と教育スマートサービス「monoNITE」
8日には、株式会社ストリーモによる立ち乗り3輪モビリティ「ストリーモ」が展示された。ストリーモは、3輪構造と「バランスアシストシステム」により、初めて乗る方でも安心して利用できる点が特長である。
さらに、車両とスマートフォンを接続することで、バッテリー残量の確認や電子ロックの操作などが可能となっている。また、車両後部には、専用オプションのリアキャリアおよび市販のカゴを取り付けることができ、買い物時の荷物も楽に運搬できるなど、実用性の高い魅力を備えている。
10日には、大日本印刷株式会社(DNP)による「Be Smart Tokyo」を活用した教育スマートサービスとして、monoAI technology株式会社のサービス「monoNITE」がブースで紹介された。「monoNITE」は、メタバースとゲーミフィケーションを組み合わせた新しい学習環境を提供するものであり、アバターを用いて他者と交流できる仮想空間内で、教育サービス等を展開している。
これらのほかにも、「Be Smart Tokyo」を通じて、数多くのスマートサービスが実装されている。今回の東京都のブースは、そうしたスマートサービスがもたらす暮らしの変化と可能性を、来場者が実際に体感できる場となっていた。
■東京都スマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」
■アジア最大級のスタートアップカンファレンス「SusHi Tech Tokyo 2025」
■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
■ITライフハック YouTube
■ITビジネスに関連した記事を読む
・AIで経営はどう変わるか?セッション「未来の企業とAI:トランスフォーメーションと持続的競争優位」を開催
・女性99%の圧倒的な組織創り!セッション「札幌発!LIFE CREATEの急成長とIPOへの道のり」を開催へ
・分散型組織の設計と運営の実践!セッション「DAOとブロックチェーンによる新たなビジネスの可能性」を開催
・革新的なデューデリジェンスサービス!「Metareal DD」デモ体験会
・地域密着型戦略とイノベーションの融合!セッション「地域資源を活用した持続可能なビジネスモデル」を開催
Source: ITライフハック
続きはコチラ↓http://tatsumaki.xsrv.jp/news-matome/
続きを読む>>最新情報